信号アナライザー

Typhoon HIL コントロール センターの信号アナライザー ツールの説明。

シグナルアナライザーは、Typhoon HILソフトウェア内でエクスポートされた信号データ、またはHIL SCADAから動的にインポートされた信号データの可視化と解析に使用するツールです。Capture/Scope HIL SCADAウィジェットと同じ可視化機能と信号解析機能を備えています。

信号アナライザーを開くと、HIL SCADA および回路図エディターの場合と同様の起動画面が表示されます。この画面には、最近インポートされた信号データ ファイルが表示されます (図 1 )。

1.インポートした信号データファイルの最近のリストが表示されたスタート画面

信号データファイル(図2 )を開くたび、またはHIL SCADAまたはTyphoonSim(図3図4 )からデータをインポートするたびに、すべての可視化された信号を含む新しいタブが開きます。各タブのツールチップには、読み込まれた信号データソースに関する追加情報が表示されます。

2ファイルからインポートされた視覚化された信号データのタブ
3 HIL SCADAからインポートされた視覚化された信号データのタブ
3 TyphoonSimからインポートした視覚化された信号データのタブ
各タブの名前を変更するには、タブを右クリックして タブテキストを変更する (図5)。
4タブテキストの変更
信号データファイルをインポートすると、シグナルアナライザは自動的に シグナルビューの構成 信号データファイルと同じファイル名のファイル(.svcファイル)を、信号データファイルと同じディレクトリに作成します。 シグナルビューの構成 ファイルには、インポートされた信号データ ファイル内にある信号の一部またはすべてに対するすべてのビューポート設定 (背景色、凡例の表示/非表示、ビューポートの表示タイプなど) とプロットされた信号設定 (色、線の種類など) が含まれます。
注:信号データファイルにエクスポートされる前にビューポートにプロットされた信号のみが、信号ビュー設定ファイル内に対応する信号設定を持ちます。したがって、信号ビュー設定ファイル内に存在する信号のみが設定され、信号アナライザの対応するビューポートに自動的にプロットされます(図6 )。その他の信号は、目的のビューポートにプロットするために手動で選択する必要があります。信号ビュー設定ファイルが見つからない場合、インポートされた信号データファイル内のすべての信号が最初のビューポートにプロットされます(図2 )。

信号アナライザは現在の シグナルビューの構成 クリックすると ツールバーのアクションを使用するか、または.svcファイルを手動でクリックして読み込むことで、 こうすることで、複数の シグナルビューの構成 読み込まれた 1 つの信号データ ファイルのファイル。

5 .インポートされた信号データファイルと対応する信号ビュー構成ファイル
注意: Signal Analyzer は、Typhoon HIL ソフトウェアからエクスポートされた信号データ ファイルのみを開くことができます。これには、CSV (*.csv)、HDF5 (*.h5)、MATLAB mat (*.mat)、NI TMDS (*.tmds)、ASAM MDF4 (*.mf4)、および COMTRADE ファイル形式 (*.cff) が含まれます。さらに、インポートされたすべてのファイルの名前 (*) が同じであれば、*.dat ファイルと *.cfg ファイルもサポートされます。別のツールで生成された同じファイル形式を開こうとすると、Typhoon HIL ソフトウェアで使用される特定の内部ファイル形式構造のため、開けない可能性があります。

前述の通り、可視化とデータ分析機能はCapture/Scopeの機能と同一です。そのため、様々な可視化オプションとデータ分析機能の使い方の詳細については、Capture/Scopeのドキュメント( Capture/Scopeのプロットオプション)をご覧ください。

信号アナライザー アプリケーションは、コマンド ラインから起動することもできます。
使用方法: typhoon_hil sa [--data_file DATA_FILE] 必要な引数: --data_file DATA_FILE 指定された信号データ ファイル (HDF5 (*.h5); CSV (*.csv); MATLAB MAT (*.mat); NI TDMS (*.tdms); ASAM MDF (*.mf4); COMTRADE CFG (*.cfg); COMTRADE DAT (*.dat); COMTRADE CFF (*.cff)) を読み込みます。

「sa」オプションは「Signal Analyzer」の略です。

何らかの理由でデフォルトのパスにtyphoon_hilが含まれていない場合は、Typhoon HIL Control Centerの実行ファイルに対して直接コマンドを実行できます。例:

C:\>cd "C:\Program Files\Typhoon HIL Control Center 2019.4\"
C:\Program Files\Typhoon HIL Control Center 2019.4>typhoon_hil.exe sa <<commands>>