信号アクセス管理
この機能を使用すると、信号の可視性を変更することができます
信号アクセス管理を使用すると、モデル内の信号の可視性を変更できます。これは、コンポーネントプロパティに「signal_access」プロパティを追加するか、一部のコンポーネントの既存の信号アクセスプロパティの値を変更することで有効にできます。
シグナルの可視性は、「signal_access」プロパティと、その階層内の親コンポーネントがロックされているかどうかに基づいて計算されます。ロックされたコンポーネントに含まれていないコンポーネントは、「signal_access」プロパティに関係なくシグナルを公開します。「signal_access」プロパティは、以下の3つの値のいずれかになります。
- パブリック - パブリックとしてマークされたコンポーネントは、すべてのレベルでシグナルを公開します。
- 保護済み - 保護済みとしてマークされたコンポーネントは、最初のロックされた親コンポーネントの外部のコンポーネントへの信号を非表示にします。
- 継承 - 継承としてマークされたコンポーネントは、継承以外の値に設定されている最も近い親の 'signal_access' プロパティ値を取得します。
使用法と例
このプロパティを適切に設定するには、コンボボックスから「signal_access」ウィジェットを選択する必要があります(図1 )。これにより、プロパティの型が自動的に「signal_access」に設定されます。

このプロパティがpublicに設定されているコンポーネント(図2 )は、ロックされたコンポーネントに含まれているかどうかに関係なく、信号を公開します。信号の可用性は、出力設定コンポーネントのモデル信号ダイアログ(図3 )に表示されます。リアルタイム/VHILシミュレーションでは、信号は回路図エディタとHIL SCADAで公開されます。TyphoonSimシミュレーションでは、信号はTyphoonSim Scopeで公開されます。


このプロパティが保護に設定され(図4 )、ロックされたサブシステム内にあるコンポーネントは、すべての信号が非表示になります(図5 )。リアルタイム/VHILシミュレーションでは、信号は回路図エディタとHIL SCADAで非表示になります。TyphoonSimシミュレーションでは、信号はTyphoonSim Scopeで非表示になります。

