PSIM回路図ファイルをインポートする
このセクションでは、Typhoon HIL Schematic Editor に PSIM モデルを正常にインポートする方法、要件、およびサポートされているコンポーネントについて説明します。
PSIM回路図ファイルのインポートオプション(図1 )は、PSIMモデルのパワーステージ部分をTyphoon HIL回路図エディタファイルにインポートします。PSIMモデルのコントローラ部分はインポートされません。互換性のあるコンポーネントのリストは、PSIM - Typhoon互換コンポーネントに記載されています。PSIMファイルを回路図エディタに正常に読み込むには、vPSIM12.0.3以降を有効なライセンスファイルと共にインストールする必要があります。
PSIMへのインポートオプションを初めて使用する場合は、図2に示すようにPSIMインストールフォルダへのパスを選択する必要があります。フォルダを選択すると、そのパスは回路図エディタによって保存され、今後のインポートに使用されます。
以降のインポートでは、インポートオプションはPSIM回路図ファイル用に予約されている拡張子.psimschファイルのみを要求します。これは図3に示されています。
PSIMファイルを選択すると、3段階の自動プロセスが開始されます。まず、PSIMソフトウェアがバックグラウンドで起動し、psimschファイルがxmlネットリストファイルに変換されます。この過程で、PSIMライセンスの検証が行われます。次に、xmlファイルが拡張子tseを持つTyphoon HIL回路図ファイルに変換されます。これら2つのステップが完了すると、図4に示すポップアップメッセージが表示されます。最後に、tseファイルを開くことで、スケマティックエディターでインポートされたモデルにアクセスできるようになります。
PSIMとTyphoon HILの間で相互互換性のあるパワーステージコンポーネントのリストは、PSIM - Typhoon互換コンポーネントに記載されています。