HIL SCADA コマンドラインオプション
このセクションでは、コマンドラインから HIL SCADA を起動するためのオプションについて説明します。
HIL SCADAアプリケーションはコマンドラインからも起動できます。これは、エンドユーザーにHIL SCADAの詳細を知らせることなく、システムの準備やSCADAパネルと設定を使ったシミュレーションの自動セットアップに便利です。
利用可能なオプションは次のとおりです。
使用方法: typhoon_hil hs [--model CPD_FILE] [--settings RUNX_FILE] [--fullscreen] [--panel CUS_FILE] [--start] オプション引数: --settings RUNX_FILE 指定されたモデル設定ファイル (*.runx) をロードします --fullscreen HIL SCADA ツールをフルスクリーンで実行します --panel CUS_FILE 指定された HIL SCADA パネルファイル (*.cus) をロードします --start シミュレーションを開始します 必須引数: --model CPD_FILE 指定されたモデルファイル (*.cpd) をロードします
「hs」オプションは「HIL SCADA」の略です。
たとえば、指定されたコンパイル済み cpd モデル、設定ファイル、およびパネルを使用して HIL SCADA を起動し、シミュレーションを全画面で自動的に開始するには、次のようにします。
typhoon_hil hs --model "C:\Users\me\project\model ターゲットファイル\model.cpd" --panel "C:\Users\me\project\model.cus" --settings "C:\Users\me\project\settings.runx" --start --fullscreen
何らかの理由でデフォルトのパスにtyphoon_hilが含まれていない場合は、Typhoon HIL Control Centerの実行ファイルに対して直接コマンドを実行できます。例:
C:\>cd "C:\Program Files\Typhoon HIL Control Center 2019.4\"
C:\Program Files\Typhoon HIL Control Center 2019.4>typhoon_hil.exe hs <<commands>>