HILスタンドアロンブート構成

このセクションでは、HILスタンドアロンブート構成について説明します。

すべてのTyphoon HILデバイスは、コンピュータやHIL SCADAアプリケーションに接続することなく、スタンドアロンモードで使用できます。スタンドアロンモードでは、デバイスの電源投入時にHILが「セルフブート」します。セルフブートとは、選択されたモデルと関連設定(HILデバイスの設定ファイルに保存)が自動的にロードされ、起動することを意味します。HILがセルフブートすると、HIL SCADAから通常どおりアクセスできますが、HIL SCADAはセルフブートされたモデルを認識しません。つまり、HIL SCADAからセルフブートされたモデルをさらに操作することはできません。

HIL デバイスをスタンドアロン (自己) ブート用に構成するには、次の手順に従います。

  1. HIL SCADAで適切なモデルを開き、ニーズ(ソース、出力など)に応じて設定します。適切な設定ファイル(.runx)を読み込むこともできます。
  2. モデルが適切に構成されたら、モデル->スタンドアロン構成のアップロードに移動して、スタンドアロンブートのセットアップダイアログを開きます。
  3. のダイアログ 図1 ポップアップが表示されます。ダイアログは主に2つの部分で構成されています。 モデルをアップロード 現在の構成をアップロードする構成スロット(最大8つのブート構成がサポートされています)を選択できます。2番目の部分(ブート構成)はHILブートモードを定義します。ブート構成には3つのオプションがあります。
    • スタンドアロンブートオプションが無効になっています(スタンドアロンブートを無効にする)、
    • スタンドアロンブートが有効になっており、ブート構成はソフトウェアから定義されます(選択したモデルを使用してブート
    設定ファイルをアップロードし、ブート モードを選択したら、次の手順に進みます。
  4. HIL SCADAを終了し、HILデバイスを再起動します(電源オフ/オン)。アップロードした設定は、HILデバイスの電源投入後すぐに有効になります。

スタンドアロン ブート構成を変更するには、HIL SCADA を開いて手順 2 ~ 5 に従います。HIL SCADA を開いて新しいモデルをロードすると、シミュレーションが停止し、HIL デバイスを通常どおり使用できるようになります。

1スタンドアロンブートダイアログのセットアップ