実行率の可視化

このセクションでは実行率の可視化について説明します。

実行レートの視覚化は、異なる実行レートで回路図の部分 (回路図の信号処理部分) を視覚的に区別する機能を提供します。

視覚化には 2 つの種類があります (個別に有効にすることも、両方を同時に有効にすることもできます)。

  • 視覚化: 色を使った執行率

    同じ実行速度にある回路図上の部分(信号処理項目と接続)は、同じ色でハイライト表示されます。具体的な実行速度を表す色を確認するには、F6 ショートカットを使用して「実行速度凡例」ダイアログを起動してください。

注:実行速度が混在するコンポーネント、つまり端子または子項目(サブシステムコンポーネントの場合)の実行速度が同一でない場合、マルチレートとして表示され、オレンジ色で表示されます。実行速度を持たないパワーエレクトロニクスコンポーネントは黒色(または元の色)で表示され、凡例ダイアログで「該当なし」と表示されます。
  • 視覚化: アノテーションを使用した実行率

    実行レート注釈は、信号処理コンポーネントの出力端子(接続開始点)にラベルを表示することで、実行レートを視覚化します。ラベルの内容は実際の実行レートの数値ではなく、実行レート凡例ダイアログ(F6キーボードショートカット)を使用して実際の実行レートにマッピングできるショートカットです。

特定の実行レートの可視化を有効にするには、 「モデル」→ 「モデルを可視化」を選択し、特定のアクションを選択します。これらのアクションは、回路図のコンテキストメニューからもアクセスできます(回路図の空白領域をマウスで右クリック)。

実行レートの可視化は、スケマティックのコンテキストメニューの「モデルを更新」オプションから更新できます。また、アクティブなコンポーネントのスケマティックをコンパイルすることでも可視化が更新されます。

1.実行率の可視化例