ABB DDCS

Typhoon HIL ツールチェーンにおける ABB DDCS プロトコル実装の説明。

コンポーネントはサポートされていません:このコンポーネントは現在 TyphoonSim ではサポートされていません。このコンポーネントをモデルに追加すると、TyphoonSim でモデルを実行できなくなります。TyphoonSim モードでモデルを実行する前に、このコンポーネントを無効にするか、モデルから削除してください。

Typhoon HILツールチェーンにおけるABB DDCS

DDCS(分散型ドライブ通信システム)は、ACドライブの高速通信ニーズに対応するために設計されたABB独自の通信プロトコルです。このプロトコルは、パラメータの読み書き、参照値の付与、診断情報の読み取りなどの機能をサポートしています。ABB DDCSプロトコルのTyphoon HIL実装は、HILデバイスのGPIOピンを介して動作します。

1 DDCSの設定
成分 ダイアログウィンドウ
DDCS ポートの説明
ポート 説明
Tx/Rx mifr 送受信される 8 ビットのマイナー機能コード。
Tx/Rx mafr 送受信される 8 ビットの主要機能コード。
Tx/Rxデータワード 送受信される 16 ビットのデータ ワード。
3 DDCSパラメータの説明
パラメータ 説明
反転 1 に設定すると、入力信号と出力信号が反転します。
遅れ データ受信から応答送信までの遅延(µs)。最小遅延値は10µsです。
ノードアドレス このコンポーネントのアドレス。
ターゲットノードアドレス コンポーネント データが送信されるアドレス。
モード マスター操作とスレーブ操作の選択。
RX/TXピン どの GPIO ピンを DDCS TX および RX にマップするかを構成します。
実行率 信号処理実行速度。

接続性

HILデバイスをDDCSネットワークに接続するために、光コンバータが使用されます。コンバータはHIL GPIOに接続され、HILの入出力信号を光信号に変換します(図1図2図3を参照)。

1 DDCSマスターコンポーネントの構成例
2 DDCSスレーブコンポーネントの構成例
3 . 1つのハーネスを使用して2チャンネルコンバータをHILデバイスに接続する

図 3に示すコンバータ GPIO コネクタ内のハードウェア接続の順序は次のとおりです。

  • GPIO 1 → RX0
  • GPIO 2 → TX0
  • GPIO 3 → RX1
  • GPIO 4 → TX1
  • GPIO 5 → RX2
  • GPIO 6 → TX2
  • GPIO 7 → RX3
  • GPIO 8 → TX3