グリッドシミュレータ

スケマティック エディターのグリッド シミュレータ コンポーネントの説明

グリッドシミュレータは、3つの単相電圧源、直列抵抗、およびインダクタンスで構成されるコンポーネントです。三相対称または非対称グリッドのシミュレーションに使用されます。

1.コンポーネントアイコン

相電圧、線間電圧、相電流の測定を含むグリッド シミュレータの内部構造を図 2に示します。

2グリッドシミュレータコンポーネントの概略図

グリッド シミュレータで使用できる測定値のリストは、「グリッド シミュレータの内部アナログ測定」に表示されます。

SUからRLへの計算

R = p f V b 2 S b

L = V b 2 S b ( 1 - p f 2 ) 0.5 2 π f

SUとX/RからRLへの計算

R = V b 2 S b ( 1 + ( X / R ) 2 ) 0.5

L = R X / R 2 π f

  • R - 抵抗
  • L - インダクタンス
  • Vb - 公称線間電圧
  • f - 周波数
  • Sb - 短絡容量
  • pf - 誘導力率
  • X/R - x/r比

グリッドシミュレータの内部アナログ測定

アナログ出力変数名 説明
(名前).I_phase_A A相電流。
(名前).I_phase_B B相電流。
(名前).I_phase_C C相電流。
(名前).V_phase_A A相電圧。
(名前).V_phase_B B相電圧。
(名前).V_phase_C C相電圧。
(名前).V_source_phase_A A相電源電圧。
(名前).V_source_phase_B B相電源電圧。
(名前).V_source_phase_C C相電源電圧。
(名前).V_AB AB線間電圧。
(名前).V_BC BC ライン電圧。
(名前).V_CA CA ライン電圧。

ポート

  • A(電気)
    • AC側ポート - 相A
  • B(電気)
    • AC側ポート - 相B
  • C(電気)
    • AC側ポート - C相
  • N(電気)
    • 中性点ポート

パラメータ

  • モデル定義
    • RLSUSU と X/R のいずれかを選択してパラメータ セットを指定します。
  • 公称線間電圧
    • 公称線間電圧を指定します。
  • 公称周波数
    • 公称周波数を指定します。
  • 相あたりの抵抗
    • モデル定義がRLに設定されている場合にのみ使用できます。
    • 相ごとの抵抗を指定します。
  • 相あたりのインダクタンス
    • モデル定義がRLに設定されている場合にのみ使用できます。
    • 相ごとのインダクタンスを指定します。
  • 短絡容量
    • モデル定義がSUまたはSU と X/Rに設定されている場合に使用できます。
    • 短絡容量を指定します。
  • 誘導力率
    • モデル定義がSUに設定されている場合にのみ使用できます。
    • 誘導力率を指定します。
  • X/R比
    • モデル定義がSU および X/Rに設定されている場合にのみ使用できます。
    • X 値と R 値の比率を指定します。