ローカル名前空間

このセクションでは、HIL SCADA で利用可能なローカル名前空間機能について説明します。

ローカル名前空間は、選択されたウィジェットグループのみに名前空間を割り当てます。これにより、選択されたウィジェットグループをグローバル名前空間の他の部分から分離し、独立した移植可能なグループとして扱うことができます。ローカル名前空間は、サブパネルウィジェットとグループウィジェットのプロパティダイアログで指定できます(図1 )。

1グループウィジェットのローカル名前空間設定
注意:サブパネルおよびグループ ウィジェットのローカル名前空間で定義された変数と関数は、それらのウィジェットによって管理されるコンポーネントのすべてのマクロ スクリプトと式スクリプトで使用できます。
注:ネストされたローカル名前空間(例えば、グループウィジェットが別のグループウィジェット内に存在する場合)を解決するには、親子関係が使用されます。親ローカル名前空間で指定されたすべての変数は、その子となるすべてのローカル名前空間で使用できます。同様に、グローバル名前空間変数はすべてのローカル名前空間で使用できます。
注:すべてのローカル名前空間は、レベル3名前空間の初期化によってトリガーされるシミュレーション開始時に初期化されます。シミュレーション実行中にローカル名前空間が変更された場合は、ツールバーの「名前空間の再初期化」アクションを使用して、グローバル名前空間とすべてのローカル名前空間を再初期化してください。