パネルの初期化
このセクションでは、パネルの初期化について説明します。
パネルにあるすべてのマクロおよび式スクリプトで使用できるグローバル定数、変数、および関数を指定するには、それらをパネル初期化スクリプトで指定する必要があります。
パネル初期化スクリプトを指定するには、ツールバー アイコンをクリックして (またはパネルメニューからパネル初期化を選択して)、パネル初期化ダイアログ (図 1 ) を開きます。

HIL SCADA 名前空間は、次の 3 つの方法で初期化できます。
- レベル 1 の初期化- HIL API、Numpy、Scipy などのインポートの初期化。この初期化は、新しいパネルが開かれるたび、または既に保存されているパネルがロードされるたびに自動的に実行されます。
- レベル2の初期化- レベル1の初期化 + パネル初期化スクリプト。この初期化は、シミュレーションを開始する前に、「パネル初期化」ダイアログ内の「初期化スクリプトの実行」ボタンをクリックすることでのみ実行できます。
- レベル3の初期化 - レベル2の初期化 + ローカル名前空間の初期化。この初期化は、シミュレーション開始前に毎回自動的に実行されます。また、この初期化は、 名前空間を再初期化する アクション (
)
注意:シミュレーションの実行中に名前空間 (パネル初期化スクリプトまたは任意のローカル名前空間) を変更する場合は、シミュレーションを停止せずに現在の名前空間 (レベル 3 初期化) を更新するために、ツールバーの「名前空間の再初期化」アクションを使用してください。
注記: グローバル名前空間 (マクロ、式、ハンドラー スクリプト内) で指定された変数を使用するには、その名前を使用するだけで十分です。
変数 = GLOBAL_VARIABLE + 5
グローバル変数の値を変更するには、次の式を使用します。
グローバル GLOBAL_VARIABLE
グローバル変数 = 5
注:回路図エディターの名前空間は HIL SCADA グローバル名前空間で使用可能であり、 scm変数としてインポートされます。
注: HIL API は HIL SCADA グローバル名前空間で使用可能であり、 hil変数としてインポートされます。