仮想信号
このセクションでは、キャプチャ/スコープ ウィジェットで仮想信号を作成して使用する方法について説明します。
仮想信号は、キャプチャ/スコープウィジェットのキャプチャモードでのみ使用できる特別なタイプの信号です。仮想信号は、他のキャプチャ信号を使用して変換するか、他の信号データを使用せずに仮想信号データをゼロから作成することで作成されます。仮想信号データは、特別なtransform_functionで指定され、他のキャプチャ信号データは関数の引数として使用できます。
仮想信号を作成、編集、または削除する
仮想信号を作成するには、 捕獲 キャプチャ/スコープウィジェットでモードを選択するには、 信号 ダイアログ(図1)をクリックし、
仮想信号 ボタンをクリックして仮想信号ダイアログを開きます(図2)図1キャプチャ信号リスト
図2仮想信号ダイアログ


の中で 仮想信号 ダイアログで新しい仮想信号を作成できます( )、 編集 (
)既存のものを削除するか、選択したものをすべて削除します(
) 仮想信号。
このダイアログでは、(一意の)仮想信号名、変換関数の入力信号として使用される他のキャプチャ信号のリスト、仮想信号のプロット方法、そして最も重要な変換関数内のPythonコードを指定できます。このコードを使用して、入力信号に何らかの数学的変換を施すことで、仮想信号のデータを生成します(図5)または信号データを最初から生成する(図6)。変換コードを確認するには、 コードを検証する ボタンをクリックします。この検証では、コードに構文エラーがないか、関数の戻り値が正しい型(コレクション)であるかどうかを確認します(図4)。図4変換関数の検証
図5他のキャプチャ信号を使用して仮想信号データを生成する
図6信号データをゼロから作成して仮想信号データを生成する

注:入力信号を使用する場合、アナログ信号、デジタル信号、あるいはその他の仮想信号も入力信号として使用できます。仮想信号を正しく評価するには、すべての入力信号をキャプチャ信号リストに追加する必要があります(図1 )。
注:検証では、各入力信号に対してダミーの正弦波データ (1000 ポイント) が使用されます。
注:各入力信号は、NumPy ndarray 型の引数としてtransform_functionに渡されます。
注意: transform_functionの戻り値は、数値のみのコレクション (Python リストまたは NymPy ndarray) である必要があります。
注:作成されたすべての仮想信号は、現在開いている SCADA パネル (.cus) ファイルに保存されます。


既存の仮想信号を編集するには、
開くボタン 仮想信号設定 ダイアログ(図5)には、仮想信号のプロパティデータがあらかじめ入力されています。仮想信号は、新規作成時と同じ方法で変更できます。
仮想信号の使用
仮想信号を作成したら、 キャプチャ信号のプロパティ ダイアログ。図7 .作成した仮想信号を選択
キャプチャサイクルが終了し、キャプチャされたデータがプロットされる前に、 キャプチャ信号のプロパティ リストは評価されます。発生したエラーや問題となる警告は、 メッセージログ
コンソール。図8仮想信号評価のエラーと警告

注:キャプチャ信号プロパティリストに少なくとも1つのアナログ信号またはデジタル信号を指定する必要があります。仮想信号のみを使用している場合は、キャプチャプロセスを開始できません。

すべての仮想信号が評価されると、キャプチャされたアナログ/デジタル信号と正常に評価された仮想信号が指定されたビューポートにプロットされます。 図8 .プロットされた仮想信号
