DQからABCへ

DQ から ABC への変換を実行する、回路図エディターの DQ から ABC へのコンポーネントの説明。

1.コンポーネントアイコン

説明

このコンポーネントは、パーク変換とクラーク変換のカスケード接続であるdq0からABCへの変換を実行します。この変換は、同期回転座標系上の信号を三相量に直接変換します。このコンポーネントは、αβγからABCへの変換と同じ3つのモードと、dqからαβへの変換と同じ2つのアライメントモードを備えています。 αβγからABCへ そして DQからαβへ 詳細についてはこちらをご覧ください。

成分自体は複合体であり、図2に示すようにαβからABC、DQからαβで構成されています。

このコンポーネントへの入力は、d、q、0信号と角度ωtです。入力0は、αβγからABCへの変換に使用されるγ信号に等しくなります。出力は三相量です。

図 2 は、DQ0 システムを 3 相 ABC フレームに変換する様子を示しています。

2 DQ0システムの3相ABCフレームへの変換

ポート

  • d(インチ)
    • dq0 フレームの d 信号に関連するコンポーネントの入力信号。
      • サポートされるタイプ: 実数。
      • ベクターサポート: いいえ。
  • q (インチ)
    • dq0 フレームの q 信号に関連するコンポーネントの入力信号。
      • サポートされるタイプ: 実数。
      • ベクターサポート: いいえ。
  • 0(インチ)
    • dq0 フレームの q 信号に関連するコンポーネントの入力信号。
      • サポートされる型: uint、int、real。
      • ベクターサポート: いいえ。
  • ωt(インチ)
    • dq 回転フレームの角度位置。
      • サポートされる型: real、int、uint。
      • ベクターサポート: いいえ。
  • (アウト)
    • 出力 1つの 三相abcシステムに対応するコンポーネント。
      • サポートされるタイプ: 実数。
      • ベクターサポート: いいえ。
  • b(アウト)
    • 出力 b 三相abcシステムに対応するコンポーネント。
      • サポートされるタイプ: 実数。
      • ベクターサポート: いいえ。
  • c(アウト)
    • 出力 c 三相abcシステムに対応するコンポーネント。
      • サポートされるタイプ: 実数。
      • ベクターサポート: いいえ。

プロパティ

  • 電力変換フォーム
    • 変換を実行する方法を選択できます。使用可能な方法は次のとおりです。

      • バリアント - クラークのオリジナル:この方法は、結果として得られる三相abcフレームを振幅不変にしたい場合に使用します。つまり、α-β-γ回転系の振幅はabcフレームでも保持されます。

      • バリアント – 均一:入力アルファ-ベータ-ガンマフレーム信号が平衡システムであり、結果として得られる三相abcフレームの振幅を不変にしたい場合にこの方法を使用します。つまり、元のアルファ-ベータ-ガンマフレームの振幅がabcフレームでも保持されます。

      • 不変:この方法は、結果として得られる三相abcフレームを電力不変にしたい場合に使用します。つまり、α-β-γ回転システムの電力がabcフレームで保存されます。

  • 回転フレームのアライメント
    • dq信号の配置を定義します(-π/2 = “q”、0 = “d”)。
  • 実行率
    • 希望する信号処理実行速度を入力してください。この値は、同じ回路内の他の信号処理コンポーネントと互換性がある必要があります。つまり、回路内で最も速い実行速度の倍数である必要があります。実行速度は最大4つまで指定できます。実行速度の指定には、小数(例:0.001)または指数値(例:1e-3)(秒単位)を使用できます。または、「inherit」と入力すると、入力を受け取るコンポーネントの実行速度に基づいて、コンポーネントに実行速度が割り当てられます。