サンプル&ホールド
トリガー イベントが検出されるたびに入力信号をサンプリングする、回路図エディターのサンプル アンド ホールド コンポーネントの説明。
コンポーネントアイコン




説明
サンプル&ホールド・コンポーネントは、トリガーイベントが検出されるたびに入力信号をサンプリングします。サンプリングされた値は、コンポーネントが次にトリガーされるまで保持されます。サンプル&ホールド・コンポーネントは、立ち上がりエッジ、立ち下がりエッジ、立ち上がりエッジと立ち下がりエッジの両方、またはレベルに基づいてトリガーするように設定できます。レベルに基づいてトリガーするように設定した場合は、関係演算子としきい値を設定して、サンプリングのタイミングを決定できます。このモードでは、レベル基準が満たされている間、サンプリングは継続的に行われます。エッジ検出コンポーネントは、入力信号の立ち上がりエッジ、立ち下がりエッジ、または立ち上がりエッジと立ち下がりエッジの両方を検出します。
サンプル アンド ホールド コンポーネントは、図 2に示すように、エッジ検出、ユニット遅延、および信号スイッチコンポーネントで構成される複合コンポーネントとして実現されます。

サンプル アンド ホールド コンポーネントの出力値は、一度に 1 つの値または配列のみをメモリに格納できます。
ポート
- 信号入力端子
- サポートされる型: uint、int、real。
- ベクターサポート: はい。
- トリガー入力端子
- サポートされる型: uint、int、real。
- ベクターサポート: はい。
- 出力端子
- サポートされる型: uint、int、real。
- 出力タイプは入力信号から継承されます。
- ベクターサポート: はい。
- ベクトルの長さは入力信号から継承されます。
- サポートされる型: uint、int、real。
プロパティ

- トリガーオン
- ご希望のトリガー機能を選択してください。トリガーは、立ち上がりエッジ、立ち下がりエッジ、またはレベル条件で発生するように設定できます。
- 関係演算子
- レベルのみ:入力信号を評価する不等式を指定します。トリガー入力がターゲットしきい値より大きい、以上、または等しくないときにトリガーするようにサンプリングを設定します。
- 検出閾値
- レベルのみ:リレーショナル演算子がレベルでトリガーするように構成されている場合に、トリガーのしきい値を設定します。
- 初期値
- サンプル&ホールドコンポーネントの初期出力値を設定します。この値は、新しいトリガーイベントが検出されるまで出力されます。
- 実行率
- 希望する信号処理実行速度を入力してください。この値は、同じ回路内の他の信号処理コンポーネントと互換性がある必要があります。つまり、回路内で最も速い実行速度の倍数である必要があります。実行速度は最大4つまで指定できます。実行速度の指定には、小数(例:0.001)または指数値(例:1e-3)(秒単位)を使用できます。または、「inherit」と入力すると、入力を受け取るコンポーネントの実行速度に基づいて、コンポーネントに実行速度が割り当てられます。