バスセレクター
入力ベクトルからの信号を転置し、スカラー信号またはベクトル信号を出力するための回路図エディタのバス セレクタ コンポーネントの説明。
コンポーネントアイコン
説明
このコンポーネントは、入力ベクトルからの信号インデックスに基づいて信号を選択し、それらをスカラー信号および/またはベクトル信号として出力するために使用されます。
このコンポーネントの機能は以下の例で説明します。このコンポーネントへの入力信号は、定数信号(Bus Join in[0])、正弦波信号(Bus Join in[1])、ステップ信号(Bus Join in[2])の3つの信号を連結したベクトル信号です。出力信号はスカラー信号またはベクトル信号(ベクトル信号は2つの信号を連結したもの)のいずれかです。
例えば、 Selected indexesプロパティを[[0],[1,2]]に設定すると、このコンポーネントの出力は2つのポートを持つことになります。最初のポートはスカラー信号で、定数信号(in[0])を出力します。2番目のポートは、正弦波信号(out1[0])とステップ信号(out1[1])を値として持つ、2次元のベクトル信号out1を出力します。
ポート
- 入力
-
コンポーネントの入力端子に接続された入力信号。
- サポートされる型: uint、int、real。
- ベクターサポート: はい
-
- 出力(アウト)
-
信号インデックスプロパティの値に応じて、対応する数の出力端子が動的に作成されます。コンポーネントのポートは、入力ベクトルの選択されたインデックスに対応し、スカラー信号またはベクトル信号を出力します。
- サポートされる型: uint、int、real。
- 出力タイプは入力信号から継承されます。
- ベクターサポート: はい
- サポートされる型: uint、int、real。
-
プロパティ
- シグナルインデックス
入力信号のインデックスのリストを入力してください。インデックスはリストまたはリストのリストで、負でない整数で構成されている必要があります。リストの形式は次のいずれかです。
- [x, y, z, ...] -出力としてn個のスカラーポートを持つ要素のリスト。ここでnは[x, y, z, ...]の長さです。
- [[x,…],[y,…],…,[z,…]] - n個のポートを出力として持つリストのリスト。ここで、 nはリスト全体[[x,…],[y,…],…,[z,…]]の長さです。各ポートは、次元がmのスカラーまたはベクトルポートのいずれかになります。ここで、 mは[x,…],[y,…],…,[z,…]リストの各要素の長さです。m = 1の場合、ポートはスカラーになり、それ以外の場合はベクトルになります。
- 実行率
- 希望する信号処理実行速度を入力してください。この値は、同じ回路内の他の信号処理コンポーネントと互換性がある必要があります。つまり、回路内で最も速い実行速度の倍数である必要があります。実行速度は最大4つまで指定できます。実行速度の指定には、小数(例:0.001)または指数値(例:1e-3)(秒単位)を使用できます。または、「inherit」と入力すると、入力を受け取るコンポーネントの実行速度に基づいて、コンポーネントに実行速度が割り当てられます。